どうも。「せいたか先生」です。
夏休みの宿題で、読書感想文と並んで子どもと保護者の方を悩ませるもの。自由研究です。
「何をやればいいか分からない」「テーマが決まらない」「やったけど、どうまとめればいいか分からない」。7月になると、毎年のように聞く声です。そして、夏休みの最後の数日で、慌ててキットを買ってきて作る。まぁ、あるあるですね。
ということで今回は、先生の目から見て「すすめたいテーマ」と、自由研究の「まとめ方」を書いてみます。
自由研究で一番大事なのは「なんで?」
まず、自由研究で一番大事なことを書いておきます。
それは、「なんで?」から始まっていることです。
すごい実験をすることや、立派な作品をつくることより、その子が「なんで?」と思ったことを、自分で調べたり試したりしている。それが、先生が見て一番うれしい自由研究です。
以前、「理科の当たり前を疑う」という話を書きましたが、自由研究は、まさに「当たり前」を自分で確かめるチャンスだと思っています。
テーマの見つけ方
テーマが決まらない子には、身の回りの「なんで?」を探させます。
- 「氷は、どうして水に浮くの?」
- 「朝顔は、どうして朝に咲くの?」
- 「アイスは、どれが一番溶けにくい?」
- 「家の近くのセミは、何種類いる?」
- 「洗濯物は、どこに干すと一番早く乾く?」
こういう、ちょっとした疑問で十分です。大きなテーマより、身近な疑問のほうが、子どもは自分で調べられます。
学年別のおすすめテーマ
低学年(1・2年生)
- アサガオやミニトマトの観察日記:毎日、絵と一言で
- 家の近くの生き物さがし:見つけた虫や花の写真や絵を集める
- 氷が溶ける時間くらべ:お皿、コップ、日なた、日かげ
低学年は、観察とくらべるが中心。むずかしい実験はいりません。
中学年(3・4年生)
- 影の長さの変化:1日の中で、時間ごとに影の長さを測る
- いろいろなものの浮き沈み:水に入れて、浮くもの・沈むものを分ける
- 自分の町の地図づくり:お店や公園、危ない場所をまとめる
- 天気と気温の記録:毎日の天気と気温をグラフにする
中学年は、記録してグラフや表にまとめることができる時期です。
高学年(5・6年生)
- 条件を変えて実験する:植物の育ち方(光・水・肥料を変えて)
- ふりこの実験:ふりこの長さや重さを変えて、1往復の時間を測る
- 自分の町の歴史調べ:図書館や地域の資料館で調べる
- 家の電気代・水道代の節約実験:1週間、工夫して比べる
高学年は、条件を一つだけ変えて比べる実験ができると、ぐっと「研究」らしくなります。
まとめ方
自由研究で、意外と困るのがまとめ方です。せっかく調べたのに、まとめ方が分からなくて、伝わらない。
まとめるときは、この順番がおすすめです。
| 順番 | 書くこと |
|---|---|
| 1 | 研究のきっかけ(なんで、これを調べようと思ったか) |
| 2 | 予想(どうなると思ったか) |
| 3 | 方法(何を、どうやって調べたか) |
| 4 | 結果(どうなったか。表やグラフ、写真で) |
| 5 | 分かったこと(結果から何が分かったか) |
| 6 | 感想・次に調べたいこと |
特に大事なのが、2の予想と、6の次に調べたいことです。
予想を書いておくと、結果と比べて「予想通りだった」「予想とちがった」が分かります。予想とちがったときこそ、面白い発見があります。
それから、「次に調べたいこと」が書いてあると、先生はうれしいです。研究が、一回で終わらずに、次の「なんで?」につながっている証拠なので。
保護者の方へ
最後に、保護者の方へ。
自由研究は、保護者の方の手伝いが必要なことも多いと思います。でも、手伝いすぎないことが大事です。
テーマを決めるときは、「何が気になる?」と聞いて、お子さんが決める。実験の準備は手伝っても、結果を予想したり、考えたりするのはお子さん。まとめるときも、お子さんの言葉で。
完成度は低くても、お子さんが自分で考えた自由研究のほうが、先生は見ていてうれしいです。本当に。
おわりに
自由研究は、子どもが自分の「なんで?」を、自分で確かめる、夏休みの大事な時間だと思っています。キットを買ってきて作るのも悪くはありません。でも、身の回りの小さな疑問を、自分で調べてみる経験は、きっとその子の中に残ります。
この夏、子どもたちの「なんで?」が、一つでも多く見つかるといいですね。


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