教員採用試験の面接・場面指導、現場の先生ならこう答えたい

先生という仕事

どうも。「せいたか先生」です。

教員採用試験。この記事を読んでくださっている方の中には、これから試験を受ける学生さんや、講師をしながら受験を考えている方もいるかもしれません。

採用試験の中でも、多くの人が不安に思うのが面接と場面指導です。筆記試験は、勉強すれば点数が上がる。でも、面接や場面指導は、何をどう準備すればいいのか分かりにくい。

ということで今回は、現場で働いている教員の目から見て、面接や場面指導で「こう答えてくれたら、一緒に働きたい」と思う答え方を書いてみます。試験官の目線というより、同じ職員室で働く仲間の目線です。

最初に:要項を必ず確認する

面接や場面指導の形式は、自治体によってかなり違います。個人面接、集団面接、集団討論、場面指導、模擬授業。時間も、評価の観点も、自治体ごとにちがいます。

なので、まずは志望先の自治体の実施要項を必ず確認してください。過去の試験の内容を公開している自治体もあります。

面接でよく聞かれること

面接でよく聞かれることは、だいたい決まっています。

  • なぜ教員になりたいのか
  • なぜこの自治体を志望したのか
  • どんな教員になりたいか
  • あなたの長所と短所
  • 学生時代(または講師として)がんばったこと
  • 教育実習で学んだこと

どれも、自分の経験と結びつけて答えられるように準備しておくことが大事です。

「なぜ教員に?」には、具体的な場面を

一番よく聞かれるのが、「なぜ教員になりたいのか」です。

ここで、「子どもが好きだから」「子どもの成長に関わりたいから」と答える人は多いです。それ自体は悪くありません。でも、それだけだと、ほかの受験者と区別がつかない。

現場の先生として聞きたいのは、具体的な場面です。

「教育実習で、算数が苦手だった子が、休み時間にわざわざ聞きに来てくれた。分かったと言ったときの顔が忘れられない。あの顔をもっと見たいと思った」。

こういう具体的な場面があると、その人がどんな先生になりたいのか、目に浮かびます。そして、「この人と一緒に働きたい」と思えます。

「短所」は正直に、でも対策とセットで

「あなたの短所は?」と聞かれたら、正直に答えていいと思います。完璧な先生なんていないので。

ただし、短所だけで終わらせないこと。「その短所に、どう向き合っているか」をセットで話します。

「忘れっぽいところがあります。なので、メモを必ずとるようにしていて、教育実習では、毎朝その日の予定を手帳に書き出していました」。

これなら、現場で一緒に働くときも安心です。忘れっぽいことより、それを自分で分かっていて、工夫していることのほうが大事なので。

場面指導

場面指導は、試験官が子ども役や保護者役になって、「こういうとき、どうしますか?」と、その場で対応を見せる試験です。

よく出る場面

  • 授業中に、子ども同士がけんかを始めた
  • 「先生、〇〇さんにいじめられた」と子どもが相談に来た
  • 保護者から「うちの子だけ注意される」と電話がかかってきた
  • 授業中に、立ち歩く子がいる

現場の先生ならこうしたい

場面指導で、現場の先生として「いいな」と思うのは、こんな対応です。

1. まず、子ども(保護者)の話を聞く

いきなり指導するのではなく、まず相手の話を聞く。「どうしたの?」「何があったの?」。相手の気持ちを受け止めてから、次に進む。

2. 安全を確かめる

けんかなら、まず二人を離す。けがをしていないか確かめる。安全が最優先です。

3. 一人で抱えない

これが、一番大事だと思っています。いじめの相談や、保護者からの苦情は、学年主任や管理職に報告して、チームで対応する。「一人でなんとかします」と答えるより、「学年主任と管理職に報告し、相談しながら対応します」と答えるほうが、現場の先生としては安心します。

私自身、1年目は一人で抱え込んで、7月に退職願を書くところまでいきました。だからこそ、ここは強く言いたいところです。

声の大きさと表情

場面指導では、声の大きさと表情も見られています。子ども役の試験官に話しかけるときは、本当に子どもに話しかけるように。しゃがんで目線を合わせる動作を入れる人もいます。

緊張して、早口になったり、声が小さくなったりしがちです。ゆっくり、はっきり、を意識してください。

練習は「声に出して」

面接も場面指導も、練習は声に出してやることが大事です。頭の中で答えを考えるだけでは、本番で言葉が出てきません。

大学の先生、講師をしている学校の先生、友達。誰かに試験官役をやってもらって、何度も練習する。録画して、自分の話し方を見てみるのもおすすめです。

おわりに

採用試験の面接は、「完璧な先生」を探しているわけではないと思っています。現場の先生として一緒に働きたいのは、子どものことを考えられて、困ったときに周りに相談できる人です。

最初からできなくて当たり前。それでも子どもと向き合いたい、という気持ちが伝われば、それで十分なんじゃないでしょうか。応援しています。

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