どうも。「せいたか先生」です。
保護者の方への電話。何年やっても、受話器を取るときに少しドキドキします。
でも、ドキドキしているのは、保護者の方も同じなんですよね。学校から電話がかかってくる。「何かやらかしたんじゃないだろうか…」と思いながら電話に出る方も、きっと多いと思います。
ということで今回は、連絡帳と電話の使い分けと、電話で話すときの順番を書いてみます。
連絡帳と電話の使い分け
まず、連絡帳と電話、どちらで伝えるかです。
| 連絡帳 | 電話 |
|---|---|
| 持ち物、予定などの事務的な連絡 | けが、体調不良 |
| ちょっとしたよかったこと | 友達とのトラブル |
| 保護者の方からの質問への簡単な返事 | 気になる様子が続いているとき |
| 連絡帳だと誤解されそうなこと |
基本的な考え方は、文字で残ると誤解されそうなことは、電話でです。
特に、けがやトラブルは、必ず電話にします。連絡帳に「今日、〇〇くんとけんかしました」と書いても、書いた先生の気持ちは伝わりません。読んだ保護者の方は、どういうけんかだったのか、うちの子が悪かったのか、どんどん不安になります。声で伝えたほうが、ずっと安心してもらえます。
電話をかける前に
電話をかける前に、準備しておくことがあります。
話すことをメモする
何を伝えるか、メモに書いておきます。「何があったか」「学校でどう対応したか」「今の様子」「家でお願いしたいこと」。メモがあると、話がまとまります。
学年主任や管理職に相談する
トラブルの電話は、かける前に学年主任や管理職に一言相談しておきます。「こういう件で電話しようと思います」。一人で抱えないこと。それに、あとで保護者の方から学校に連絡があったときに、管理職が事情を知っていると安心です。
かける時間を考える
夕方の忙しい時間や、夜遅い時間は避けます。保護者の方が仕事をしている場合は、連絡帳で「お電話してもよい時間を教えてください」と聞いておくのもいいと思います。
話す順番
電話で話すときは、この順番がおすすめです。
1. 名乗って、相手の都合を聞く
「〇〇小学校の、〇年〇組担任の〇〇です。今、お時間よろしいですか?」
最初に都合を聞くだけで、保護者の方は少し安心します。
2. まず結論を言う(安心させる)
けがの場合は、「〇〇さんが、休み時間に転んでひざをすりむきました。保健室で手当てをして、今は元気に過ごしています」。
最初に「今は大丈夫」を伝えることが大事です。「実は…」から始めると、保護者の方はどんどん不安になります。
3. 何があったかを説明する
次に、何があったかを、順番に説明します。いつ、どこで、何があったか。事実だけを、ていねいに。
トラブルの場合は、どちらが悪い、という言い方は避けます。先生が見ていないところで起きたことは、「子どもたちから聞いた話では」と前置きします。
4. 学校での対応を伝える
学校で、どう対応したかを伝えます。「保健室で手当てをしました」「二人から話を聞いて、お互いに謝りました」。
5. 家でお願いしたいことを伝える
家で様子を見てほしいことがあれば、伝えます。「家で痛がるようでしたら、病院で診てもらってください」「家でも、少し話を聞いてあげてください」。
6. 保護者の方の話を聞く
最後に、「何か気になることはありますか?」と聞きます。ここで、家での様子や、保護者の方の心配を聞くことができます。
よかったことも電話で
電話というと、何か悪いことがあったときにかけるもの、というイメージがあります。でも、よかったことを電話で伝えるのも、とても効果があると思っています。
「今日、〇〇さんが、困っている友達にそっと声をかけていました。うれしかったので、お電話しました」。
こういう電話を一度でももらうと、保護者の方の学校への見方が変わります。そして、次に何かあって電話をかけたときにも、「あの先生なら」と思って聞いてもらえる。
毎日は無理です。でも、学期に一回、クラスの何人かに、よかったことの電話をかける。それだけで、保護者の方との関係はずいぶん変わると思います。
おわりに
保護者の方は、あくまで保護者。先生とは立場がちがいます。でも、子どものことを一番に思っている、という点では同じです。
電話は、その「同じ」を確かめるための道具だと思っています。ドキドキしながらでいい。ていねいに、順番に、伝えていけば大丈夫です。


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