どうも。「せいたか先生」です。
「自学ノート、何を書けばいいか分からない」。子どもからも、保護者の方からも、よく聞く言葉です。毎日のように出される「自主学習」。最初は張り切っていても、だんだんネタが尽きて、漢字を書き写すだけ、計算ドリルの続きをやるだけ、になってしまう。
以前、「せいたか先生の独り言」という記事で、朝のあいさつを外国語にしたら、次の日の自学ノートにその国のことや公用語が並んでいた、という話を書きました。あれは本当にうれしかったんです。誰に言われたわけでもないのに、自分で気になって、自分で調べてきた。
やらされる勉強ほど意味のない勉強はない、と私は思っています。自学ノートは、その反対の「自分でやる勉強」ができる場所です。ということで今回は、先生が見てうれしい自学ノートのネタを、学年別に書いてみます。
先生が見てうれしいページとは
ネタの前に、先生がどんなページを見るとうれしいか、を書いておきます。
- 「なんで?」から始まっているページ(気になったことを調べている)
- 自分の言葉で書いてあるページ(写しただけではない)
- 学校の勉強とつながっているページ(授業で習ったことを広げている)
- 好きなことが伝わってくるページ(量より熱量)
きれいに書いてあることや、たくさん書いてあることより、その子が考えたことが見えるページが、先生は一番うれしいです。
低学年(1・2年生)のネタ
- ひらがな・カタカナで言葉集め:「『あ』から始まる言葉を10こ」「カタカナで書く食べ物」
- 生き物の観察:家の近くで見つけた虫や花を、絵と一言で
- 数を数える:家にあるコップの数、階段の段数
- 時計の勉強:朝起きた時間、ごはんの時間、寝る時間を時計の絵で
- 今日のできごと日記:3行で。「だれと」「なにをした」「どう思った」
低学年は、絵をたくさん使っていいと伝えます。字を書くのがまだ大変な時期なので、絵と一言で十分です。
中学年(3・4年生)のネタ
- 国語辞典で言葉調べ:知らない言葉を1日3つ調べて、自分で例文をつくる
- ことわざ・慣用句:一つ選んで、意味と使い方、自分の体験と結びつけて書く
- 都道府県調べ:一つの県を選んで、名物・有名な場所・面積など
- 天気の記録:1週間の天気と気温をグラフにする
- わり算・かけ算の問題づくり:自分で問題をつくって、自分で解く
- 新聞の記事を読んで感想:一つの記事を選んで、要約と感想
中学年は、調べたことを自分の言葉でまとめる練習ができる時期です。「調べたこと」と「自分が思ったこと」を分けて書けると、先生はうれしいです。
高学年(5・6年生)のネタ
- ニュースを調べて意見を書く:「事実」と「自分の考え」を分けて
- 歴史人物の調べ学習:一人選んで、その人の「すごいところ」と「自分ならどうするか」
- 好きなことのプレゼン:好きなスポーツ、ゲーム、音楽を、人に紹介するつもりで1ページにまとめる
- 算数の解き方を説明:授業で習った問題を、ちがう解き方で解いてみる
- 英語で自己紹介:習った表現を使って、自分のことを英語で
- 自分の町の調べ学習:町の歴史、人口、お店。地図をかいて
高学年は、自分の考えを書くことを大事にしたい時期です。調べたことだけでなく、「それについて自分はどう思うか」を一言でも書けると、ぐっといいページになります。
続けるためのコツ
「今日のテーマ」を決めない日をつくる
毎日テーマを決めると、子どもも保護者の方も疲れます。なので、「月・水・金は自由、火・木は漢字と計算」のように、自由な日をつくる。自由な日に、その子の「好き」が出てきます。
先生がコメントを書く
自学ノートは、出しっぱなしにしないことが大事です。一言でいいので、先生がコメントを書く。「へぇ、知らなかった!」「この図、分かりやすい!」。
先生が見てくれている、と分かると、子どもは次もがんばります。
いいページを紹介する
クラスで、いいページを紹介する場をつくります。教室の後ろに「今週の自学ノート」としてコピーを貼る。朝の会で紹介する。友達のページを見ると、「自分もやってみよう」とネタを真似する子が出てきます。真似でいいんです。
保護者の方へ
最後に、保護者の方へ。
「何を書けばいいか分からない」とお子さんが困っていたら、「今日、学校で何が面白かった?」と聞いてみてください。その答えが、そのまま自学ノートのネタになります。
それから、ページの量や字のきれいさより、お子さんが自分で考えたことを、ほめてあげてください。それが、自主学習の一番の目的なので。
おわりに
自学ノートは、子どもの「好き」や「なんで?」が見える、先生にとっても楽しみなノートです。漢字の書き写しも大事ですが、たまには、子どもが自分で気になったことを、自分で調べてくるページが見たい。
明日の自学ノート、何を書こうかな。そう子どもが思える工夫を、一緒に考えていけたらと思います。


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