どうも。「せいたか先生」です。
研究授業。初任者研修や校内研究で、必ずやってくる行事です。たくさんの先生に授業を見てもらって、そのあと協議会で意見をもらう。
「研究授業があります」と言われた瞬間、胃のあたりがきゅっとなる先生も多いんじゃないでしょうか。何から準備すればいいのか分からない。指導案ってどう書くの。当日、子どもが思ったように動かなかったらどうしよう。
ということで今回は、研究授業の指導案を何から書くか、当日までの準備、そしてうまくいかなかったときの考え方を書いてみます。
まず、学校の形式を確認する
指導案は、学校や自治体によって形式がかなり違います。項目の順番、書く量、用紙の大きさ。
なので、最初にやることは、過去の指導案を見せてもらうことです。同じ学校で、同じ教科の指導案があれば一番いい。学年主任や研究主任の先生に、「去年の指導案を見せてもらえますか」と聞いてみてください。形式が分かるだけで、ずいぶん楽になります。
指導案は「本時」から書かない
指導案を書くとき、多くの人が、いきなり「本時の展開」(当日の授業の流れ)から書き始めようとします。でも、これが一番手が止まるところです。
指導案は、単元全体から考えるほうが書きやすいです。
1. 単元の目標を決める
この単元で、子どもたちに何ができるようになってほしいか。学習指導要領の解説と教科書の指導書を見て、単元の目標を決めます。
2. 単元の流れを決める
目標に向かって、何時間で、どんな順番で学習するか。単元全体の流れを、ざっくり表にします。
3. 本時の位置を決める
単元の流れの中で、研究授業をするのは何時間目か。その時間の、単元の中での役割は何か。
4. 本時の展開を書く
ここまで決まって、ようやく本時の展開です。単元の中での役割が決まっていれば、本時で何をするかは、かなりはっきりしています。
本時の展開は「発問」と「子どもの反応」
本時の展開で一番大事なのは、中心になる発問と、予想される子どもの反応です。
中心になる発問は、一つに絞ります。その授業で、子どもたちに一番考えてほしいこと。
そして、その発問に対して、子どもたちがどう答えるかを、できるだけたくさん予想します。正しい答えだけでなく、まちがった答え、ずれた答え、何も答えられない子。それぞれに、先生がどう返すかまで考えておく。
この予想が多いほど、当日、子どもたちが思わぬ反応をしても、慌てずにすみます。
当日までの準備
事前に授業をしてみる
可能なら、研究授業の前に、別のクラスや、同じ単元の前の時間で、似た授業をしてみます。実際にやってみると、「この発問は伝わりにくい」「この活動は時間がかかる」ということが分かります。
板書計画をつくる
板書計画も、事前につくっておきます。授業の最後に、黒板がどうなっていればいいか。それを先に決めておくと、授業の流れもはっきりします。
子どもとの関係をつくっておく
意外と大事なのが、これです。研究授業の日だけ、急に子どもたちがいつも通りに動いてくれるわけではありません。普段から、子どもたちが安心して発言できる関係をつくっておく。それが、一番の準備だと思っています。
うまくいかなかったとき
さて、当日。準備をしても、うまくいかないことがあります。というか、だいたい何かしら、うまくいかないことがあります。
子どもたちが緊張して、いつもより発言が少ない。予想していなかった反応が出て、時間が足りなくなる。最後のまとめまでたどりつけなかった。
でも、それでいいと思っています。
研究授業は、うまくいく授業を見せる場ではなく、授業について一緒に考える場です。うまくいかなかったところこそ、協議会でたくさんの先生から意見をもらえる。「あの場面、こうしたらよかったかも」という意見は、次の授業にそのまま使えます。
最初から上手にいくなんて、無理です。上手にいったらラッキー。研究授業も、同じです。
協議会でのふるまい
協議会では、いろいろな意見をもらいます。中には、厳しい意見もあります。
そういうときは、メモをとって、「ありがとうございます」と言うだけで大丈夫です。その場で反論したり、言い訳したりする必要はありません。あとで、メモを見返して、使えるものだけ使えばいい。
それから、協議会のあとに、指導してくださった先生にお礼を言いに行くと、次からも相談しやすくなります。
おわりに
研究授業は、たしかに緊張します。でも、たくさんの先生に自分の授業を見てもらえる機会は、実はそんなに多くありません。普段は、教室の中で一人で授業をしていることがほとんどなので。
うまくいっても、いかなくても、その1時間から何かを持ち帰れれば、研究授業は成功だと思っています。胃がきゅっとなるのは、まぁ、何年たっても変わらないかもしれませんが…


コメント