リレーのバトンパス 受け渡しの区間の使い方と練習

授業づくり

どうも。「せいたか先生」です。

運動会の花形といえば、やっぱりリレーです。走っている子も、応援している子も、見ている保護者の方も、一番盛り上がる種目ですよね。

で、リレーの勝ち負けを分けるのは、走る速さだけではありません。バトンパスです。速い子がそろっていても、バトンパスでもたつくと、あっという間に抜かれます。逆に、バトンパスが上手なチームは、速い子が少なくても勝てたりする。

ということで今回は、リレーのバトンパスの練習について書いてみます。

バトンパスで起きること

バトンパスでよく起きるのは、こんなことです。

  1. 受け取る子が止まって待っている(スピードがゼロからになる)
  2. 渡す子と受け取る子がぶつかる、または離れすぎる
  3. バトンを落とす
  4. 受け渡しの区間の外で渡してしまう

一番もったいないのは1です。受け取る子が止まって待っていると、そこから走り出すまでに時間がかかります。理想は、受け取る子が走り出して、スピードに乗ったところでバトンをもらうこと。

受け渡しの区間の使い方

リレーには、バトンを受け渡していい区間が決められています。この区間の中でバトンを渡せばいい。

ここで、子どもたちに伝えたいのは、区間をめいっぱい使うことです。区間の入り口で受け取ろうとすると、受け取る子はほとんど走れていません。区間の中で走り出して、区間の後半でもらうほうが、スピードに乗った状態でバトンをつなげます。

「スタートの目印」をつくる

受け取る子が、いつ走り出せばいいか。これが一番難しいところです。早すぎると、渡す子が追いつけない。遅すぎると、ぶつかる。

そこで、スタートの目印をつくります。受け取る子が待っている位置から、後ろに何歩か戻ったところに、コーンやマーカーを置く。渡す子がそのコーンを通過したら、受け取る子が走り出す。

何歩分戻ったところに置くかは、2人の走る速さによって変わります。最初は5〜6足分くらいで試して、追いつけなかったら近く、ぶつかりそうなら遠く、と調整していきます。ペアごとにちょうどいい位置を探すのが、練習の中心です。

声と手の合図

走りながらバトンを渡すには、合図が必要です。

声:渡す子が、受け取る子に追いついたところで「はい!」と声をかける。

手:受け取る子は、「はい!」の声を聞いたら、後ろに手を出す。手のひらを後ろに向けて、しっかり開く。

最初から後ろに手を出して走ると、腕が振れなくてスピードが出ません。なので、「はい!」の声を聞いてから手を出す、という順番にしています。

練習の段階

段階 すること
1 歩きながら、声と手の合図でバトンを渡す
2 ジョギングくらいの速さで渡す
3 スタートの目印を置いて、全力で渡す
4 タイムを計って、目印の位置を調整する

いきなり全力でやると、ぶつかったり、バトンを落としたりします。まずは歩きながら、合図のタイミングを体で覚える。それから、少しずつ速くしていきます。

バトンを落としたとき

本番でバトンを落とすこともあります。落とした子は、ものすごく落ち込みます。

なので、練習のときに「落としたら、落とした子が拾って、また走ればいい」と、何度か伝えておきます。それから、落としたことを責めないことを、クラスのきまりにしておく。リレーはチームの競技です。誰か一人のせいで負けることはありません。

おわりに

バトンパスは、2人の息を合わせる練習です。速い子と遅い子、背の高い子と低い子。ペアによって、ちょうどいい目印の位置は違います。それを2人で探していく時間が、リレーの練習の一番いいところだと思っています。

運動会の本番、バトンがきれいにつながったときの歓声。あれを子どもたちと一緒に味わえるといいですね。

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